2019年8月
        1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 31
フォト
無料ブログはココログ

« 【社会】 長崎への原爆投下の日・・・無関心、諦め、言いなりは罪です! | トップページ | 【社会】 あの日から30年が経過・・・何を学び、何を活かすべきかを考え続けたい。 »

2015年8月10日 (月)

【社会】 戦争を阻止するためには、感情と理論の両面が必要です。

「感傷」を訴えることは、外交カードになり得る!

昨日、ブログに記載したことをFacebookにも掲載したところ、小学校~中学校時代の後輩から意見が届きました。そのやり取りを記録としてここに残しておきたいと思います。

(1)占部の記載

原爆の投下は、やむを得なかった・・・。
思想・信条の自由がありますから、何を考えても勝手でしょうが・・・本当に “自分の頭” で考えていますか?

自分や家族が全身火傷を負って、ケロイド状の痕が残り、後遺症で苦しむところを想像しても、やむを得なかったと断言できますか?

日本、ましてや被爆地の人々が「やむを得なかった」と言ってしまうと、「ほら、やっぱり核の抑止力は必要なんですよ」ということになりませんか?

(2)後輩の意見

私は・・・戦争は恐怖で語るべきではない、もっとニュートラルに受け止めてこそ初めて、戦争を「阻止」(なくす、ではありません。外交のカードなんだからなくすものではない。そのカードを切ることを阻止しなければ、なのです)出来るのではないかって思います。

正直なところ、広島の原爆がいつ落ちたのかは日本人の感傷でしかなくて、国際的には意味をなしません。それを憂うのならば、私は、本当に憤らねばならぬのは、9.11の爆心地をグラウンドゼロと呼ばせることを日本人が許してることです。原爆の爆心地を見て「グランド・ゼロだ」と呟いたアメリカが、「たかが」ビル一個焼け落ちた程度の自国の場所を「グラウンド・ゼロ」と呼び、それを日本人が受け入れてあの場所をグラウンド・ゼロだと納得している。それはいいのか?蔑ろにされていると怒りは感じないのか?と・・・

日本人が知らないことを憂うならそこよりも、なぜ、戦争が開始されるかのシステム、戦争が開戦されたとするのはどこの時点を言うのか、終戦の仕組み、終結させるためにはどうすれば良いのかを国民が知らない、知ろうとしないことを問題視するべきだと思います。それを理解して初めて、戦争を阻止する知恵がうまれてくるのではないかと、私は思うのです・・・

生意気言ってごめんなさい。

(3)占部の返信

貴重な意見、ありがとう。一理あると思います。戦争を阻止する知恵は、論理的に必ず生み出さなければなりません。

ただ、●●さんの論法が通じるのは、たぶん論理で物事に取り組むことに慣れている2割くらいの人々であって、残りの8割の人々に「なぜ知ろうとしない。なぜ分からない。」と言っても永遠に理解してはもらえないと僕は感じています。

それは、イソップ童話の「太陽と北風」の北風が、自分の意思を押し通すためにビュービューと吹き付けた行動と似ています。
太陽のように自ら服を脱がせる行為・・・戦争に関することでは、ポカポカと暖かさを演出するよりは、恐怖による嫌悪感をベースに植え付けることだと考えます。

(4)後輩からの返信

なるほど…そうか、そうですね。万民に普く理解してもらうには、確かに先輩の仰る方が正しいやり方かもしれません。

ただ、思うのは、それは多分、小学校中学年までにしておかねばならないことで、上級になるに従い、私の提示したような内容を教育の一環として子供らに教育していかなければならないのではなないかと思っております。そうでなければ、先輩の仰る戦争を阻止する知恵を持つ次世代の人間が育ちませんし、でしたらいつまでも、恐怖支配で戦争を語るしかない…根本的解決には行き着かないですね。

もどかしく歯がゆく…でも今は、草の根のレベルでも、ネットと言うツールがあるのですから、声をあげられる人間は、小さくとも声を上げていかねばならないですね。

向き合ってお返事いただき、ありがとうございます!

(5)占部の返信

ついでながら、「日本人の感傷であって、国際的には意味をなさない」という点について、考えたいわけです。
その「感傷」こそが外交カードになり得る・・・しかも核兵器をテーマにした「感傷」は日本の専売特許となると、なぜ、それをカードとして上手く使わないのか、と憤りたくなるわけですよ。

ベトナム戦争を終結に向かわせるきっかけとなったのが、ピュリッツァー賞をとった一枚の写真(ベトコンの子供が裸で泣きながら逃げているやつ)による国際的な“感傷”だったり、ボスニア内戦の惨事が広く世界に知られ、ひとまず終結に向かうきっかけになったのも、泣き叫ぶ母親の写真による“国際感傷”だったりするわけです。

ですから、日本は戦略的に「核兵器にまつわる感傷」を駆使するべきなのに、その背景となる国民の意思が「核兵器、やむを得ないんじゃな~い?」では、せっかくのカードがびしょ濡れで使えない・・・まったくシャレにならんのですよ。

今回のスレッドで論点にしたかったのは、感情論が2割(前半)で、実は後半部分(被爆地の人が感傷を演出しなくてどうする)がメインなんですね。

●●さんの意見のように、戦争や核兵器に関する“システム”を論理的に理解し勉強することが大切なのです。
その “システム” の中には “感傷操作” も入っていて、史上最も操作が上手かったのがヒトラーなのです。
そう、この “感傷” ってやつは戦争を始めることも終わらせることもできる、厄介かつ有効な存在なんです。
というわけで・・・有効に操作できる若者を育てていきたいものですね。

(6)後輩からの返信

三度、コメントとスレッドを読み直しました。
ああああ・・・まだまだ甘かったです。そこまで読み取れませんでした。感傷が外交カードとなる、後頭部を思い切り殴られたような思いです。さすがです。しっかりと、自分の論旨の上に上書きしました。

若輩ゆえ、まだまだ考えが浅い部分もあるので、これからもどうぞ指針としてお話きかせてください。
よろしくおねがいします。

j17.jpg



ご参考:ホームページ  雑記帳のバックナンバー

« 【社会】 長崎への原爆投下の日・・・無関心、諦め、言いなりは罪です! | トップページ | 【社会】 あの日から30年が経過・・・何を学び、何を活かすべきかを考え続けたい。 »

日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事

経済・政治・国際」カテゴリの記事

歴史」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

« 【社会】 長崎への原爆投下の日・・・無関心、諦め、言いなりは罪です! | トップページ | 【社会】 あの日から30年が経過・・・何を学び、何を活かすべきかを考え続けたい。 »