【社会】 リスクに応じた選択・・・責めちゃいけない、怒っちゃいけない!
リスクマネジメントが考えられた対策・・・受け入れましょう!
一昨日から日本にリスクマネジメントの発想が根付いていない旨の記事を書いていますが、昨日は台風18号の本州上陸に際して、きちんとリスクに応じた対策が打たれる場面に遭遇しました。
【研修が中止】
昨日は、大阪府の市町村関連の職員を対象とした「業務マニュアル作成研修」を実施する予定でしたが、主催者の判断で午前8時の段階で中止が決定しました。
たしかに、その時点では大雨警報や暴風警報は解除されていましたが、遠方から参加される方々の安全、そして各地では崖崩れなどの災害が起こっている状況を勘案しての判断でした。
結果論として「実施しても良かったんじゃないの?」と主催者を責めるのは、リスクマネジメントの観点から愚かな行為です。
これで良かったのです。中止によって迷惑を被る人間がある程度いたとしても、万が一の場合の被害と比較すれば微々たる問題です。
【新幹線が運休】
研修の中止を受けて、早速東京に戻ろうと新大阪駅まで行ってガ~ン・・・少なくとも、午前中いっぱいは新幹線が全面運休というではありませんか・・・。
うんうん、これで良いのです。特に新幹線の場合は「静岡県内の河川が警戒水域を超えているため・・・」といった理由付きのアナウンスも流れていたため、乗客側にも納得感がありました。
ブログに「リスクマネジメントに沿って動いた人に対して “何もなかったじゃないか!” と責めるのではなく、“何事もなくて良かった!” と発想できる風土が大切です」と書いた翌日に、自分が試されることになった訳です。
やはり、台風のように昔から恒例のように経験し、リスクがある程度見えている案件に対しては、日本人は適切に対応できます。
このような成功体験を、予測の難しい地震や噴火に対しても活かしていけるよう、専門家諸氏には努力していただきたいし、一般人はポジティブな姿勢で見守っていきたいと思います。
研修中止の報を受け、晴れ間の見え始めた空を見上げて呆然とするの図・・・。
うんうん、これで良かったのです。何事もないのが一番です!
ご参考:ホームページ 雑記帳のバックナンバー
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