【マネジメント】 社長が社員研修に顔を出すと、株価が上がる!
トップの関心度合いで業績も変わる!
昨日は、愛知県のある上場企業で幹部社員向けの「中期経営計画策定研修」をディスカッションを多用しながら実施しました。
本業であるエネルギー関係をベースに、昨今のキーワードである“高齢化”や“健康”をしっかり押さえた戦略で業績を上げているだけに、ディスカッションも様々な視点で盛り上がりました。
【社長の講話】
研修の前半は私の講義+ディスカッション、後半は社長の講話と懇親会でしたが、この社長の話が非常に興味深く、
・業績を上げていくためには、コミュニケーションを活発に
・ポイントは「理解+納得=やる気」で、特に「納得」が重要
・部下を「納得」させるには、管理職の「聞く力」が大切
といった部分は、私の講義でも使わせていただこうと思いました。
社長は、幹部社員だけではなく、様々な階層の社員研修に顔を出しては、短時間で心に残る講話をなさっているとのことで、社員も事あるごとに自分の意見を上司を通して、あるいは直接トップに伝えているとのことです。
こうした風通しの良さと、社長の末端に至るまでの目配りは、スムーズな意思伝達と業務の高度化につながり、結果として業績の向上と株価の上昇に結びついているようです。
【経営陣の研修に対する姿勢】
こうした話は、以前の「雑記帳」に書いたことがありました。ある業界のトップ企業の社長が社員研修にオブザーバーとして参加され、研修終了後に1時間かけて私と質疑応答をされた、というエピソードでした。
その企業は、他の研修でも役員がオブザーブするなど、経営陣の社員研修に対する意識・姿勢がとても高いのです。前述の企業との共通点は、やはり業績が良く、株価も上がっていることです。
研修とは何か・・・
●まずは、企業の目的や理念を明確にし、
●顧客が喜び、かつ利潤の上がる戦略・戦術を考え、
●それを遂行する社員が十分な知識・技能を身に付ける研修を実施する
このように考えると、むしろ経営陣が社員研修で何が行われているかを自らチェックするのは当然のことであり、業績を上げるための必須活動であると言えます。
もし、社員研修を研修担当者に任せっぱなしの幹部の方がいらっしゃいましたら、時には自ら研修会場に足を運んでみてください。必ず、業績アップのヒントを見出せるはずです。
<ご参照>
2010年7月17日 企業研修におけるトップの役割について
ご参考: ホームページ 雑記帳のバックナンバー
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