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2014年5月27日 (火)

【動画解説】 TVドラマで感じたこと「リーダーが見極める5W1H」

安易に考えがちな現場の状況把握

※動画を併せてご覧ください。 TVドラマで感じたこと「リーダーが見極める5W1H」


【テレビドラマで考えさせられたこと】

ある刑事ドラマで興味深いシーンを観ました。殺人事件が発生した際、現場の捜査官は警察署のリーダー(班長)に「指紋がほぼ一致しました」「犯人らしき男を確保しました」と報告しました。

ところが、捜査会議で課長や管理官など上層部に報告が上がった時には、「指紋が一致しました」「犯人を確保しました」と報告内容が変わり、上層部は「事件は無事終了」と判断したのですが、真犯人は別に存在し、事態は大変な方向へ向かってしまいました。

冤罪は、こういったところからも始まるのだということをドラマでは伝えている訳ですが、似たような事象はマネジメントの現場でも実は起きているのです。

【企業で起きがちな事例】

営業担当者が「あの見込み客は、我が社の商品を良いと言ってくれていますので、来月の契約は大丈夫です」、商品開発担当者が「新たな機能の開発が最終段階ですので、今年度中の新商品発表は大丈夫です」といった報告をすることはよくあります。

そして、上層部は報告を受けて、「じゃあ、売上〇%アップが見込めるな」「それなら、市場シェアを△%拡大できるな」という判断をします。

ところが、蓋を開けてみると「お客様はあくまでも検討材料のひとつと考えている」「商品開発が最終段階でつまづいた」ということは、よくある話です。
そのために企業が倒産した、上場が確実視された企業が上場できなかった、上場企業が上場を取り消される憂き目にあった・・・という事例は枚挙に暇がありません。

【5W1Hの見極め】

このような事態に陥った場合、誰に責任があるのでしょうか。たしかに、曖昧な報告をした担当者に非がないとは言い切れません。

しかし、現場の担当者はサッカーに例えれば“フォワード”なのです。点を取りに行く存在なのです。“出来る”ことを前提に突き進むのが彼らの仕事なのです。

したがって、多くのケースでは現場のリーダー・クラスが、「どの見込み層が言ったのか」「いつ、いつまでに出来るのか」「どのようにするのか」といった、詳細な詰めの部分を明確に担当者から聞き出さなければならないのです。

こうした詳細を聞き出す際の基準、もしくはチェックポイントとなるのが、マネジメントの基本中の基本である「5W1H」です。

特に、責任の所在を明確にするWHO(誰が)、納期を明確にするWHEN(いつ、いつまでに)、手段を明確にするHOW(どのように)は重要です。

【状況確認時の注意点】

担当者から5W1Hを意識しながら詳細を聞き出す際、「キミの言ってることは本当か?」といったスタンスでは、相手のモチベーションは下がりますし、真の情報を伝えてくれるとは思えません。

やはり、「5W1Hを明確にして報告してくれることで、実績は上がりやすくなるし、キミへの高評価にもつながるよ」といったポジティブなスタンスで聞き出すことを心がけると良いでしょう。







ご参考: ホームページ  雑記帳のバックナンバー

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